最先端のコントロールシステムを備えたレピア織機。
写真のitema R9500はジャガード織機です。これでベンベルグ®先染裏地LOISIRのジャガードを生産します。織っているのは人気のAK105ペイズリー柄です。
横からみるとこんな感じです。ジャガードですので、ジャガード柄を織り込むために、タテ糸の一本一本がオレンジ色の紐の先にある針の穴を通るように出来ています。オレンジ色の紐が上下することにより、タテ糸が上げ下げされ、上下に空いた経糸の間をヨコ糸を通すことで柄を作りながら織っていきます。
当然、織物のタテ糸の本数分のオレンジの紐があるわけですが、正面からみるとこんな感じ、かなり芸術的です。
コントロールパネルも、このようにタッチパネル式、画期的です。
R9500にはその後に記号、番号がついていますが、それぞれの記号、番号にはこのような意味があるとのことです。
itema R9500 170 J4 S08
名だたる表地ブランドも使用している、高品質、高機能織機です。
新型コロナが落ち着きましたら、富士吉田先染織物研修を再開しますので、
是非、ご参加いただき、直接ご覧ください。
Writer:Tatsuji Kobayashi
Photo:Kosuke Tamura