株式会社エルトップ

kersey(カルゼ)
vol.25
「不動湯」

奇跡の霊水

古くから万病に効く霊水として言い伝えられ、大切に守り続けられた湧水を使用した、
この地方で一番古い湯治場。

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織物が盛んだったこの地域で、その昔染色業に携わっていた人々が染色の助剤により、悪性の皮膚病にかかり、医者も治療をあきらめたところ、この不動湯によって治ったと言われ、それから奇跡の湯として知られるようになったとのことです。

歴史は100年ほどあるようですが、昭和30年代はこのような小屋だったようです。この写真は旅館霊水不動湯に飾ってあります。現在の建物になったのは昭和48年とのこと。

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浴室は、男女とも同じ大きさの浴槽が備えられていて、一般浴室の他、治療専門浴室も備えられています。湯船はどの浴室にも2つあり、一つが「あつ湯 40-42℃」もう一つが「ぬる湯 20℃位」となっていて、交互に浸かると効果的とのことです。温泉ではないので、交互に浸かり長湯をしても、温泉独特の倦怠感は無く、また温泉のようにすぐにすべすべの肌になるのでは無く、「数日してからその違いに驚く」ようなこともあるようです。

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旅館には、食堂があり、朝食は宿泊客だけ。昼食、夕食も食べられるそうです。値段も安く、とても美味しいと評判のようです。

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旅館には、昔汲んだ霊水を常温保存してありますが、藻が繁殖することもなく、腐ることもなく、今でもこのように透明な状態を保っています。

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源頼朝が政子に手紙を書くときに、この湧水に筆を浸したことから、硯水不動尊と呼ばれるようになった、この不動尊の霊水は、「皮膚病に効き、生水のまま大量に飲むことでき、ご飯を炊くと腐敗しにくく、水割りにして美味しく、腐敗しにくく長期に亘って保存が出来る」と昔よりの言い伝えとして立札に書かれています。

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vol.25 奇跡の霊水「不動湯」

LOISIRの富士吉田から車で15分です。

不動湯
住所 山梨県富士吉田市大明見4401
電話 0555-23-9239 

Writer:Tatsuji Kobayashi 
Photo:Kosuke Tamura

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