LOISIRの富士吉田近くの忍野にある蕎麦の名店。
富士山の伏流水と、厳選したそば粉だけを使用した景色も美味しいお店です。
お店の入口には三角のヒイチー(道祖神ご神木飾り)。
この忍野では、小正月の行事に道祖神祭が行われ、その折りに家内安全、商売繁盛、子授けなどの祈願をしこのヒイチーが上納され、祭りの後に各家庭でこれを下げ請け、門口に掲げて、魔除け、災難除けとしているものです。
こちらは「つけとろ」。よくある、とろろが少し掛かっているものではなく、つゆが見えないくらいたっぷりのとろろです。平日にもかかわらず満席、まだ並んでいる人もいます。
焼味噌と多くの薬味を載せてそばつゆをかけていただく「ぶっかけ」、横においてあるのが自家製漬物と、卵の漬物。自家製漬物は毎回違うものが供され、とても美味。卵の漬物もこのお店でしかお目にかかったことのない逸品です。
奥のお椀が「つけとろ」のとろろです。ここに、めんつゆを入れていただきます。
白飯を頼むと、このように・・・。
気の利いた二種類の佃煮風ふりかけと、梅干漬を壺から出して、もう一度干して酸味を抑えた、ご飯のすすむ小皿が付いてきます。
レジ横には、地の野菜や、お店特製の昆布の佃煮など、行くたびに違う物が並んで、販売されています。
この日は、「つけとろ」「ぶっかけ」「せいろ」「からみ」と4種類の蕎麦を注文。
どれもこだわりの詰まった逸品でした。
「ぶっかけ」が、まずはおすすめ。
「からみ」は辛味大根がかなり効いているので、辛さがが大丈夫な方は是非。
「せいろ」にも薬味として、わさびではなく辛味大根がついてきます。
そして、なんと言っても「蕎麦」そのものが美味しいので、
まずは麺だけで一口味わい、香りと食感を楽しんでいただくことをおすすめします。
LOISIRの富士吉田から車で10分です。
住所 山梨県南都留郡忍野村忍草2848-2
電話 0555-84-4119
Writer:Tatsuji Kobayashi
Photo:Kosuke Tamura