SNSでも話題になった「あんこ」の自動販売機。
最近では駅にリンゴやバナナの自動販売機があったり、ディスカウントストアーに三文判の自動販売機があったり、JR豊岡駅にはカバンの自動販売機があるそうです。その他、検索すると、クレープ、自転車、自転車のチューブ、雪玉、指輪、サラダ、だし(これは確か富士吉田にも)、もつ煮、折り紙、お肉にシャンプーといくらでもあるようです。このような一風変わった自動販売機を目にすることも多くなりましたが、富士吉田には「あんこ」の自動販売機があります。
SNSなどで話題になりましたが、SNSが流行るはるか前、2000年には設置されていたようです。
手書きの商品名もほっこりと、つぶあん、こしあん、うぐいすあん、抹茶あん、最中の皮が4個分とあんこのセットの最中ちゃん、それからソフトつぶ、トースト用等もあったと思います。
値段は全て400円(撮影は消費税が10%になる前です)。お金を入れて、ダイヤルをまわすと扉が開くしくみです。この日も奥さんにたのまれたのでしょうか、男性2名が購入していました。
この日は、写真撮影をしていると、ちょうど店主の女将さんが外出されるタイミングで出ていらしたので、色々とお話を伺うことが出来ました。
他にも仕事をしていらして、誰もいないことが多いので自動販売機を設置したとのことです。地元の方が、家庭でおはぎなどを作るので買いに来ることが多かったのですが、最近ではSNSの影響で、わざわざ自動販売機を見に来て、写真を撮って、それから購入される地元以外の方が増えたようだとのことです。
この製餡所の餡は、道の駅、お土産屋、結構あちらこちらで目にする人気商品ですが、自動販売機を眺めてから購入するのが楽しくて良いと思います。また、販売店ではこんなにたくさんの種類のあんこは並んでません。
ここは富士急行線月江寺駅のすぐ横で、駅から何十歩か歩いたところにありますが、自動販売機は裏手に設置されているため、知っている人しか行かないかもしれません。月江寺駅の改札を出て左側、ロータリーに面する建物の裏側に設置されています。
また、月江寺駅のホームが終ったあたりなので、駅のホームと富士山の両方を見ることができる場所です。
LOISIRの下吉田駅から富士急行線で隣駅の月江寺まで1分、下車徒歩1分です。
倉沢製餡所
住所 山梨県富士吉田市緑ヶ丘1-1-17
Writer:Tatsuji Kobayashi
Photo:Kosuke Tamura